絶対に日本で着よう!インドでパンジャビドレスを買ってみたら?
旅に出ると、よく現地の服がほしくなる。特にインドを訪れた際にこの思いは強かった。都市ではもちろん民族衣装以外の人もいるけれど、それでもやっぱり民族衣装率はかなり高い。周りの人がみんな民族衣装なので、旅の最初は「インドの服がほしいな」くらいだったのに、最後の方は「インドの服を買わなければ」という強い使命感のようなものが芽生えていたくらいだ。
インドの服で有名なものといえばサリー。布をたっぷりと使ってとても優雅だけど、自分一人で着れる気がしない。なにより普段使いするには、ちょっと目立ちすぎてしまう。
そんなわけでサリーは断念して、パンジャビドレスを買うことにした。パンジャビドレスは長い丈のゆったりしたシャツ、パンツ、スカーフのセットのこと。これなら着るのも動くのもらくちんだし、普段使いもできそうだ。
早速パンジャビドレスを求めて、現地の人が買っているような店に行こうとしたところ、インド在住の友人からストップが入った。今はインドで周りがみんな着ているから違和感ないけど、日本の弱い日差しの下でこんな原色の服を着たら絶対に浮くから。
そう言って連れて行ってくれたのが若者でにぎわうショッピングモール。ここなら今っぽいパンジャビドレスがあるから、日本でも頑張ったら着れると思うとのことだった。選ぶ服、選ぶ服、ことごとく「もう少しおとなしめの色にした方がいい」と言われ、結局黄色と白のグラデーションのものに落ち着いた。下半分にスパンコールがついてキラキラしているけれど、白の割合が多いのでそこまで派手ではない(と思う)。
お店ではもっと派手でもいいのにと思っていたが、やはり友人は正しかった。インドのきつい日差しでは少し地味かなと思ったくらいでも、日本で見るとかなり明るくて鮮やかだ。日本にはない感じでとても可愛く、お気に入りの一着。もちろん今でも愛用している。
ただ1つ問題がある。セットのパンツがあり得ないくらい大きいのだ。冗談抜きで私二人分。ダイエットのビフォー映像みたいだ。ウエストの紐で調整できるけれど、あまりにもゴワゴワして履きにくかったので、結局ジーンズと合わせることが多くなった。究極のユニバーサルデザインといった大きさだけど、この大きさ必要なんだろうか?シャツはかなり細身だったけど。