善意って本当に難しい!良かれと思ってやったことなのに…
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善意って難しい。最近ちょっと思った。きっかけは電気屋さんでの会話だ。
十年近く愛用した冷蔵庫を買い替え、今使っている冷蔵庫を引き取ってもらうようにお願いした。電気屋さんが来たらすぐに今使っている冷蔵庫を回収できるように、予定時間までには冷蔵庫のコンセントを抜いてスタンバイしておかないといけないなと思っていたところ、電気屋さんから「事前にコンセントを抜かないでくださいね」と言われたのだ。なんと回収に来てからコンセントを抜く方がいいとのこと。電気屋さんも忙しいだろうから事前にコンセントを抜いておいた方が喜んでもらえると思ったのに、どうしてだろう?
理由は実にシンプルだった。事前にコンセントを抜いてしまうと冷蔵庫が汗をかいてびしょびしょになってしまうから。電気屋さんを喜ばせようと考えた行為は微妙だったのだ。
よかれと思ってやったことがいいこととは限らない。趣味の合わないプレゼント、全力のアドバイス、誘ったイベント…相手に喜んでもらおうとやったことなのに、重荷になっていることはきっと少なくないはずだ。受け取る方も相手の善意がわかるだけに、はっきりと言いづらい。
私たちは毎日そんなちょっとした善意の行き違いの中で生きている。正解のわからないまま、誰かに喜んでほしいと思いながら。
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