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歩いて回れる小京都!愛媛県大洲の三大スポット、大洲城、臥龍山荘、盤泉荘に行ってみた!

 
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のぶのぶ
世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

伊予の小京都と呼ばれる愛媛県の大洲。夏には鵜飼を楽しめる歴史を感じる場所だ。これまで何度か訪れたことはあったものの、そういえば大洲城の中に入ったことはなかったねという話になり、久しぶりに訪れることにした。

今回訪れた大洲エリアは古い街並みが楽しめるエリア。見どころは徒歩圏内にあるので観光案内所の無料駐車場に車を止めて、散策マップを手に入れたら、観光開始!

大洲城

まずはお目当ての大洲城。実はお城の前は何度も通ったことがあるものの、中に入るのは初めて。愛媛が誇る(?)観光列車伊予灘ものがたりでは様々なおもてなしが用意されているが、ここ大洲のおもてなしはほのぼの。車窓から、大洲城で旗を振って歓迎してくれる人たちを見ることができるのだ。

そんなわけで私の大洲城のイメージは、旗を振ってくれる人がいる場所だった。しかし先日今治城を訪れて意外に楽しかったため、急に気になりだして行ってみることにした。

今治城を見た後だとだいぶ小さく感じる大洲城。ただ今治城が現代の街並みに囲まれているのに対して、大洲城はなんとものどか。過去に想いを馳せるのにはぴったりだ。

今回大洲城以外に訪れるところを何も考えていなかったが、お城の窓口でお得な共通観覧券を発見。臥龍山荘は以前訪れたことはあるが、盤泉荘は初耳のスポット。どうやら新しくオープンしたらしい。それならばというわけで、大洲城、臥龍山荘、盤泉荘の三館チケットを買うことにした。

大洲城の入り口にある、靴を入れるロッカー。渋くて一気にテンションがあがってしまった。

外観からもわかるとおり大洲城は非常にコンパクト。よくお城にあるような展示物等もないので、比較的短時間で見て回ることができる。

ただこの大洲城、他のお城と違うところがある。それはお城の中で宿泊できるということ!お値段はかなりのものだが、気になる人は試してみてはどうだろう。私と夫は手が出せないので、大洲城の中を歩きながら、妄想宿泊をして楽しんでいた。

そして、やられた!と思ったのが天守閣。なんと大洲城は天守閣に行っても外に出られないのだ。あるのは窓のみ。バカは高いところが好きというけれど、なんだかちょっと悔しい。

大洲城の天守閣への階段は尋常でないくらい急だ。タイトなロングスカートを履いてきた私は、なんでこんな服を着てきたんだと自分を呪ったくらいだ。

ランチはレトロな「雲隠れ」で

大洲のランチで有名なのは油屋。その近くにあるレトロなカフェ&バー雲隠れでランチ。店の外にメニューが置いていなければ、知らずに通り過ぎてしまうような小さなお店だ。

店内は天井も低く、席数も少なくレトロで落ち着いた雰囲気。私が頼んだのはカレーセットとマフィン。カレーはココナッツミルクがきいたマイルドな感じとスパイスのピリッとした感じが絶妙でおいしかった。

臥龍山荘

以前訪れたときも大洲で一番癒されたスポット。部屋の装飾が美しくて、ちょっとしたものが私好み。障子の開ける部分の蝙蝠のデザインは今でも全く古くないし、花の模様の彫りも美しい。

臥龍山荘で一番好きなのが茶室。天井の素材とカーブがとても好き。以前訪れた際にはお茶を楽しむことができたが、コロナで中止になってしまったのは残念だった。

清水寺のように建てられているので、まるで浮遊しているような感覚になる。ここで月を見ながら一杯、なんて最高だろうな。

盤泉荘

こちらが比較的新しいスポットの盤泉荘。今回初めて訪れたスポットだ。貿易商の別荘と聞いてもピンと来ず、正直あまり期待しないで訪れたのだが、意外と興味深かった。おそらく自分たちだけで見て回っていたら、ふうんと短時間で出てきてしまったかもしれないのだが、ガイドさんが丁寧に解説しながら回れたので正直非常に面白かったのだ。

海外生活が長かった家主らしくアルファベットでイニシャルが入った鬼瓦。肱川を臨む開放的な窓。水をひくため、岩をくり抜いた氷室のような場所。中でも一番素敵だと思ったのが、瓦屋根の伝統的な日本家屋に作られた広い開放的なウッドデッキ。いろんな様式が織り交ぜられて作られた象徴ともいえる気がした。

レトロな大洲でタイムスリップ気分を味わって

今回訪れたのは3つのスポットのみだが、それでも非日常感を味わうことができた。タイムスリップ気分を味わいたいなら、是非大洲に行ってみてはどうだろうか?

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