考え方に癖があると思ったら、普段やらないことをしてみよう！
先日久しぶりにテトリスをした。いろんな形のブロックが落ちてきてくるので、ブロックを回転させたり移動させたりして、きれいに揃える必要がある。ルール自体はシンプルだが、おもしろくてはまってしまった。ブロックをピタリときれいに組み合わせることができたときの達成感と、まとまって消すことができたときの快感はくせになる。
長時間プレイしていてふと気付く。どうやら自分には好きなブロックの組み合わせ方があるようだ。もちろんものすごい速さでブロックが落ちてくるので、反射的に配置しているというのもあるけれど、それでもブロックの処理方法に自分ならではの癖を感じた。もっと効率的な方法があるかもしれないのに、いつも同じように片付けているのだ。
そう考えると私の考え方は癖ばかりだ。絵を描くときに好きな色の組み合わせは何となく決まっているし、料理を作るときも、この食材で作りたい料理は何となく決まっている。着る服のコーディネートも、このトップスにはこのスカート、のように自分の中でルールがあるし、目的地を決めずに旅に出ると暖かい地方へ向かってしまう。
自分の中にあるこうあるべきみたいなものは、自分が自分らしくいるための軸のようなもの。自分の中心をしっかり貫く大切なものだ。でも何かの拍子に、考え方が偏っているな、考え方に癖があるなと思ったときは、一度コリをほぐしてみよう。普段気付かなかったような何か違った発見があるかもしれない。
いつもならやらないことを、あえてやってみる。普段なら選ばないものを選択する。やってみたら意外にアリと思えばそれもよし。コリをほぐせた自分を褒めてあげよう。いつもと違うものを試して、やっぱりだめならそれでもいい。いつものところに戻ってくればいいだけだ。大切なのは自分の癖に気付くこと、そして向き合うことなのだから。
