同じ時間、同じ場所にいるのに見えている世界はこうも違うのか
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同じものを見ているはずなのに、人によって見えているものがこんなにも違うものか、と驚かずにはいられない。
例えば夫と散歩に行ったときのこと。私の目には川や木しか映っていないけれど、彼には川の中を泳ぐ魚、足元を歩き回る小さなカニ、木にとまっている鳥までが見えている。一方、私はお店の看板や標識などの文字情報はお手のもの。散歩しているとどんどん目に入ってくるけれど、彼には全て素通りしてしまうらしい。
二人で同じ時間、同じ場所にいるのに、見えている世界は全く違う。100人いれば、きっと100通りの見えている世界がある。
自分が見ている世界なんて小さなもの。でも誰かが見ている世界を繋ぎ合わせることで、ジグソーパズルのような大きな作品を作り上げることができる。一人ひとりに見えている世界が違うお陰で、私達は自分が見えない世界のことを知ることができるのだ。
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