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ホノルルマラソンで転倒、まさかの骨折!ハワイで病院に行ってきました!

 
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のぶのぶ
世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

これまで海外を40か国近く旅してきた私。いろんなトラブルには遭遇したものの、幸い保険にお世話になるような事態とは無縁でした。フランスに1年いたときも友人がケガや病気で3回保険のお世話になったのを見て、しっかり元を取っているなぁと感心したほど。

そんな私ですが今回初めて海外旅行保険のお世話になりました。いつもお守りくらいにしか思っていなかった保険ですが、実際に利用してみてその偉大さにびっくり!入っていて本当によかった~!

今回は海外旅行保険をフル活用することになった(!)日本の病院とは一味違う海外の病院について紹介します。

マラソン転倒で骨折?

今回保険のお世話になったのは70代の父。父、母、私の3人で、ハワイで開かれたホノルルマラソンに参加したときのことです。ゴールした父の腕を見ると肘が赤く腫れあがってパンパン。素人目に見ても絶対折れているなとわかるくらいの腫れ具合でした。おまけに少し変形しているような…。ところがゴールの医務室で見てもらったところ「骨はおそらく折れていない」とのこと。ひとまず様子を見てくださいと言われたものの、その後手首まで腫れてパンパン。痛みも強かったため病院に行くことにしました。

病院1日目

旅行会社に問い合わせたところ、勧められたのがドクターオンコール。シェラトンワイキキに入っている予約不要の病院です。病院とは縁が少ない私にとって、海外での病院はフランスで受けたの健康診断くらい(あのとき聴診器を当てられながら、33と何回も言わされたのはいまだに謎ですが)。

問診票

ドクターオンコールに到着してすぐに渡されたのが問診票の束。問診票自体は日本語で書かれていたのですが、ボリュームがすごい。診断結果を説明する際にはどんな方法がわかりやすいか(文字での説明、図解、その他)。配偶者の有無、離婚したのか死別したのか、配偶者の勤務先、同居していない関係者の名前、住所。宗教と宗教上配慮が必要なことはあるか。人種は。その他、日本の問診票にはないような項目があり少し苦戦しました。

診察

問診票が終わると、いよいよ診察。日本の場合は先生が診察室にいて患者がそこに入っていきますが、アメリカでは患者が部屋に入り医者がそこに入ってくるシステムのようです。

医師たちは部屋に入るとすぐに手術で使うようなゴム手袋を着用し、診察スタート。なんとこの病院ではありがたいことに日本語の通訳が診察に立ち会ってくれました。

早速レントゲンをとったのですが、即座に骨折が判明。やっぱりあれだけ腫れていたら骨折だよな、と納得。擦りむいた傷と骨折の手当をしてこれでめでたく終了かと思ったら…なんと明日予約をとっておくので別の整形外科を受診してくださいとのこと。あれ、今日手当をしたからこれで終わりじゃないの?なんだか嫌な予感がしてきました。

お会計

ちなみに気になるお会計ですが、ドクターオンコールが加入していた海外旅行保険と提携していたため無料ですみました。アメリカの場合、救急車も有料、医療費も日本とはけた違いに高いようなのでキャッシュレスは本当に助かった~。

おまけに病院からホテルまで車で送ってくれたのですが、こちらも無料で乗ることができました。

処方されたもの

レントゲン写真のDVD、医師の診断が書かれた分厚い書類(もちろん英語)、薬を処方されて本日の診察は終了。薬が茶色の紙袋に入っているのが、なんだかアメリカっぽい。

診察のときに「肘を冷やしてくださいね」と氷のうをもらったので、適当に軽く冷やしていたのですが、後日分厚い診断書を見返していてびっくり。冷やし方までかなり細かい指示が書いてありました。お父さん、ごめんよ~。

病院2日目

昨日の病院の車がホテルまで迎えに来てくれて、別の整形外科へ。この病院でもキャッシュレス可能なのか不安だったため事前に保険会社に連絡したところ、提携先ではないとのこと。キャッシュレスで済むように交渉をお願いしました。おかげで病院に到着してすぐに、受付の人にキャッシュレスで大丈夫と言ってもらえて一安心。

恐怖の問診票

さて、こちらの病院でも待ち受けていたのは大量の問診票。今度は英語表記のみ。基本的なことはわかりますが、既往歴の確認で知らない単語のオンパレード。甲状腺とか潰瘍とか破傷風とか、こんな単語知らないからね。スマホ片手になんとか乗り切りました。

謎の診察

いよいよ診察が始まります。前日同様、先生が私たちのいる部屋にやってきて、ゴム手袋を着用してからスタート。ここの病院は通訳がいないので少し緊張しました。昨日もらったレントゲンDVDと診断書を確認してもらいます。

レントゲン写真を一緒に見ると…素人が見ても骨の形がおかしい!骨があるべきところにない!ゴールの医者よ、よくこれで折れてないと言えたな!先生が骨の図を描いて、現状の説明をしてくれました。肘の骨折と侮っていたけれど、思っていたより深刻かも。

すると先生が肘とレントゲン写真をスマホでパチリ。メッセージを送り始めました。何をしているのかと思ったら「今、先生に見てもらってるんだ」とのこと。先生?ん?あなたは医者ではないの?

頭がはてなマークでいっぱいになる中、目の前にいる人は「予約を取ってあげるから、明日肘の専門の先生に見てもらって。アメリカで手術をすぐにするか、日本に帰ってから手術をするか診断してもらう必要があるから」とのこと。今日先生は見てくれないのか尋ねたところ、「今日はダメ、明日来て」だそう。

というわけで、明日また病院に行くことになりました。もしかしてアメリカで手術する可能性があるということにビビりまくる私たち。

病院3日目

訪れたのは昨日の病院の上の階。昨日と同じ病院でフロアが違うだけなのか、1つの建物の中にいろいろな病院が入っているのか結局最後まで分からずじまいでした。

今日も待ち受けていたのは問診票。3回目なので大分手慣れてきました。が、書いている最中に受付の人に「あなたの保険に問題がある」と言われてパニック。保険がおかしいって、そんなこと言われても知らんがな。保険会社に連絡するようお願いして、一応納得してもらいました。

そしていよいよ運命の診察。アメリカで手術だけは勘弁と願う私たちに「日本に帰ってから手術で大丈夫」との言葉。よかったよ~。日本への飛行機も取り直さずにすんだし、やっぱり勝手が違う外国での手術を回避できたのは一安心。日本で絶対に手術することを約束して病院を後にしました。

最後に

一刻を争うような緊急事態でなかったこともあり、結果的にはアメリカの病院が体験できてよかったね、と笑い話ですみましたが、やっぱり健康が一番。もう病院のお世話にならないことを願うばかり(笑)。

それにしても保険に入っていて本当によかったです。何もないと保険代がもったいないなと思いますけどね。みなさんも海外に行くときには保険を忘れずに楽しんでくださいね。

おすすめの本です。是非読んでみてくださいね。

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