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病院!大人だって怖いものは怖い!

 
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のぶのぶ
世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

私は病院が苦手だ。苦手と言うより、怖いと言った方がいい。あの何とも言えない雰囲気も嫌だし、何か痛いことをされるのではないかと思うとビビってしまう。

実際に行くまで、どんな雰囲気かわからないのも病院の嫌なところだ。もちろん事前に口コミや写真を確認できるところもあるけれど、古い病院などネットとは無縁なところは出たとこ勝負。おまけに写真があったとしても、実物より180パーセント綺麗に写っていたり、先生の笑顔が3割増しなんてよくある話だ。結局、実際の雰囲気や先生との相性は行くまで結局わからない。

移住して初めて行った小さな病院。古い建物だとは思ったが、中に入ったら廃墟のような雰囲気で、患者はゼロ。なんとなく、この雰囲気はまずいなと思ったものの、引き返すこともできず受付へ。こんなに廃墟っぽい病院にもかかわらず職員の数は異様に多い。暇で他にやることがないからなのか、診察中も動物園のパンダを見るようにぐるりと囲まれてしまった。おじいちゃん先生と何人もの職員から、どうして東京から来たの、どこで働くの、など興味本位でいろいろ聞かれて、ああこれが田舎の洗礼ってやつかなと思ってしまったくらいだ。もちろん、この病院はやめたけれど。

なんとかいい感じの病院を見つけたとしても、治療そのものがやっぱり怖い。予防接種や採血は自分の意思で受けに行ったにもかかわらず、怖がり、慰められながら打つ始末。以前インフルエンザのワクチンを打つのが恐ろしくて、夫にずっと手を握っていてもらったくらいだ。

病院の中でも一番恐ろしいのが歯医者。予約の1週間前くらいからビビり始めてしまう。少しでも痛くないように、歯を赤く染める歯垢チェックを使って汚れを徹底的に落とす。それでも不安は拭えない。数日前に病院から予約の確認のメッセージが届き、恐怖は倍増。前日には病院が怖いと言って夫に慰められ、当日は夫に強制的に連れていかれるのがお決まりだ。

まずキーンという機械の音が怖い。黒板を爪でひっかいたような不快な音。さっきまで聞こえていた軽快なBGMも機械の音で何も聞こえない。怖いのでイヤホンをつけてもいいか確認したところ、大丈夫だという。でも機械の音が聞こえない代わりに、「口をあけてください」とか「歯垢を取っていきますね」などの指示や説明の声も聞こえない。あまりにも不便だったので、イヤホンは最初の一回でやめてしまった。

でもやっぱり機械の音が聞こえるのは恐ろしい。気を紛らわせようと必死で何か別のことを考える。この前気になったワンピースは赤がいいか緑がいいか。手持ちの服と頭の中でファッションショーを行ってみたりする。でもやっぱりあの音には耐えられない。お医者さんの声も聞こえて、なおかつ音楽で機械音を消してくれるヘッドホンがあれば怖さが和らぎそうな気もする。そんな歯医者はないだろうか?

これだけ病院が嫌だと言っていておかしな話だが、実はこまめに病院に行く方だ。実は病院が嫌いな人ほどこまめに行った方がダメージは少ない。歯医者は死ぬほど怖いが、定期的に行けばきれいな状態がキープできるので、結果的に痛い思いをせずに済む。そんなことはわかっているが、やっぱり病院は怖い。自分でも子どもだなと思うが、やっぱり怖い。そして病院に行くたびに思うのだ。

健康は素晴らしい、と。

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世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

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