コミカルでおもしろい！東川篤哉の「ここに死体を捨てないでください！」を読んでみた！
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見知らぬ女性を殺したという妹。彼女の代わりに事件を隠蔽しようとする姉の香織。誰にも知られず死体を捨てたい彼女と、ひょんなことから出会った男性。出会ったばかりの二人は、死体の捨て場所を探してドライブを始める。そして二人の周辺でどんどん事件が起こっていく…。
死体遺棄という重みテーマなのに、登場人物たちの底抜けの明るさとおバカさで、楽しくあっという間に読み終えてしまった。テンポのよい会話、コミカルな描写はまるでコメディドラマを見ているよう。バカバカしいのに目が離せない。映像化するためにあるような作品だ。
コメディタッチの作品だからと侮ることなかれ。推理もしっかり楽しめる。今回烏賊川市シリーズというシリーズものとは知らずに読んだが、この作品からでも十分楽しめる。他のシリーズも是非読んでみたい、そんな一冊だった。
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