人に笑われたってかまわない！絶対に外せない旅のお供とは？

何十か国も旅していると荷造りも慣れたものだ。都市に行くか田舎に行くか、おしゃれなところに行くかワイルドなところに行くかで中身は若干異なってはくるものの、旅に連れていくお気に入りのものは自ずと決まってくる。私の場合はノートとペン、あと一人旅なら本は外せない。ノートには旅先で見たもの、感じたことなど何でも書き込んでいく。あとで振り返ると忘れていたことが思い出されて面白い。おまけに一人で時間を潰すときにも何かと便利なのだ。

この絶対に外せない旅のお供は、人によって全く違うのが面白い。美容命なら旅先にもいろんな美容グッズは欠かせないだろうし、枕が変わるとだめな人はマイ枕を持ち運ぶのだろう。

私の友人の場合は食べ物だった。彼女は私が今まで出会った人の中で一番の食いしん坊だ。食べ物以外のことを考えていることはあるのかと思うくらい食い意地が張っているし、旅先での主な楽しみはやっぱり食べ物だ。旅先で食べすぎてお腹が痛くなったこともあるし、旅のお土産のほとんどは食べ物だ。

そんな彼女の鞄の中を占めているのは…やっぱり食べ物だ。旅先で、もしおいしいものを食べられなかったらと考えると切なすぎて、日本からお気に入りの缶詰やレトルトを大量に持参してしまうらしい。しかし心配は大抵杞憂に終わるので、持参した食品はそのまま残る。でもそれでは現地で買った食べ物が入らない。

そこで私の出番だ。バックパックの私は重量制限とはほぼ無縁。友人が日本から持ってきた貴重な食品を運ぶことになる（結局そのままいただくのだが）。

それでも友人は懲りずに、大量の食糧を鞄に詰め込んで旅をする。毎回ほぼほぼ残るけれど、それでもやっぱり彼女にとって食べ物は欠かせない旅のお供なのだ。

旅と言う、持ち物を厳選しなければいけないときに欠かせないものとは、その人の核となる部分に深く繋がっているのだろう。他人にとっては謎な持ち物も、本人にとっては必要不可欠だ。

あなたの絶対に外せない旅のお供はなんだろうか？