高松城で大願成就ならぬ鯛願城就?香川の中心で、のんびりしてみては?
最近お城にはまっている。というわけで高松に行く用事があったので、未だに行ったことのない高松城に行ってみることにした。高松の中心部にでアクセス抜群。入場料200円とお城にしてはかなりリーズナブルな価格設定だ。
しかし200円の謎はすぐに解けた。高松城はお城跡なので、門や櫓はあるものの、お城に入ることはできないのだ。残念。
公園内の散策だけでは消化不良というわけで、小舟で内堀を遊覧する城舟体験なるものをしてみることにした。「天守台の迫力と真鯛とのふれあい」というものすごいキャッチフレーズだったのだが、これがツッコミどころ満載。
まずは乗船記念の缶バッジのデザインが笑ってしまうくらいダサい。缶バッジはなくていいので料金を安くしてほしいくらい。鯛の絵と高松城の文字だけなら可愛いのに、全面にでかでかと書かれた城舟体験の文字でぶち壊しだ。
そして一番の衝撃が遊覧の距離が異様に短いということ。所要時間約30分の間、走行している時間よりも停止している時間が大半なのだ。実は高松城のお濠の水は海水で、お濠には鯛がいる。この城舟体験、遊覧というよりは船の中から鯛に餌をやるのがメインとなっている。その名も大願成就ならぬ「鯛願城就」、ものすごいネーミングだ。
でもこの鯛の餌やりがなかなか面白い。ものすごい勢いで餌に食い付く鯛。バシャバシャ跳ねるのは、なかなかの見ものだ。これでもかというくらい餌があるので、なんだかんだ言って30分間楽しむことができた。
香川と言えば「うどん県」のキャッチフレーズが有名だけど、船頭さん曰く「うどんだけでなく、高松城の鯛もアピールしてほしい」とのこと。「お濠の水が海水なのは珍しいんですから」
高松城が今後香川の観光をけん引するスポットになるかはわからないけれど、香川の中心でのんびりできる場所なのは間違いない。次の休日には高松城に行ってみては?