ズッキーニを育ててしみじみすることとは?
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ズッキーニを育ててしみじみすること。ズッキーニには雄花と雌花がある。自然にはなかなか受粉してくれないので、実を成らせたければ雄しべの花粉を雌しべにこすりつけるという作業が必要になってくる。
でもこれがなかなか難しい。育てている株数が少ないので、雄花が咲いたときに雌花が咲いていなかったり、雌花はあるのに雄花が見当たらないということもあるのだ。おまけに何日も咲いていてくれればなんとかなりそうだけど、咲いた日の昼にはしんなりしてしまうのだから、たちが悪い。つくづくタイミングが大事だと思わずにはいられない。
そんなわけで雄花と雌花が同時に存在し、受粉がうまくいき、できた実のありがたみは大きい。大げさだけど、運命の出会いの結果生まれた実なのだ。
普段何も考えずに食べている野菜や果物も、きっと運命の出会いの産物だ。自分が知らない隠れた物語がたくさんあって、私の元にやってくる。そう考えると、毎日の当たり前の食事が一気にドラマチックなものになる。
自然の恵みに感謝、運命の出会いに感謝。
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