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初めて避難所に行ってみた!ほんの数時間の避難所体験で感じたこと

 
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のぶのぶ
世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

九州での大雨がニュースをにぎわしていたとき、家の外からけたたましく町内放送が流れた。どうやら私の住んでいる市に避難勧告が出されたらしい。避難勧告、これって避難しなくれはいけないんだろうか。

ネットで調べてみると、避難勧告は避難を勧めるものだけれど避難を強制するものではないらしい。ネットで表示される危険マップを見たところ、うちの周辺はそこまで危険ではなさそうだ。ベランダに出て外を見ると家の前の道は結構な量の水が流れている。でも雨は思ったより小降りだ。近所で誰も避難している気配はない。

本当に避難が必要なんだろうか?

避難する踏ん切りがなかなかつかない。誰かが一緒にいたらどうしようか相談できるけれど、一人だと迷う。今はそこまで雨が降っていないし、近所は特に危険なエリアでもない。でも市全体に避難勧告が出ている。うーん。

でも大雨になってしまうと動けなくなってしまうし、水位が増えてしまったら困る。行かなくて後悔するよりは、と避難所に向かうことにした。

幸い日ごろから持ち出しリュックは用意しているため踏ん切りさえつけば、すぐに出発することができた。避難所までの道は普段から歩いていたのでパニックにならずにすんだ。

ただ荷物の重さには苦しめられた。これくらいは持てるだろうと思っていたものの、歩くのはきつかった。パラパラと雨が降っているだけだったのでまだ良かったけれど、悪天候ならもっと苦戦したと思う。それから雨が降っていると荷物が濡れてしまうので、荷物を覆うものを用意するか、もしくは中身をビニールにいれておくと安心だと思った。今回は愛用のバックパックのカバーを避難リュックにかぶせて乗り切った。

避難所に到着すると、天候がそこまで悪くなかったからか一組いるのみだった。早めに到着すると好きな場所が選べる。感染症が気になったので体育館の端っこを確保。近くにはコンセントもあったので、なんとなくほっとした。ただ、ごろごろしていて自分が寝ているすぐ上に巨大な額がかかっていることに気が付いた。もし地震が来たら、私の真上に落ちてくるかも…。場所を選ぶときにはコンセントだけでなく上も確認した方がよさそうだ。

そして気になったのが音や振動だ。体育館では思ったより音が響く。子どもの声や子どもが走り回る音、ビニールのカシャカシャする音など、普段なら気にもしないレベルからのダメージは大きかった。避難生活が続き、元気がないときにはいらいらしてしまうかもしれない。快適に過ごすためには耳栓は役に立ちそうだ。

今回寝袋を持って行ったのだが、くるまれていると安心感があり、日中の避難でも役に立った。そしてこのほかに役に立ったのが本。一人で避難をするとひたすら暇だった。時間をつぶすことのできるものはありがたかった。

そして悩んだのが、いつ避難所を出るかということ。市全体の避難勧告は解除されていないものの周辺はほとんど雨が降っていない状況で、数少ない他の避難者たちはどんどんと帰っていき、残ったのは私一人。こんなときどうすればいいんだろう?夜には降水量が増えるかもしれず、おまけに暗くなってからの避難は難しい。

悩んだ結果、一度家に帰り、夫の帰宅を待って一緒に話し合うことにした。これがいい決断なのかはまだわからないけれど、雨が酷くなる前にきちんと決断をしようと思う。 そして事態が収まったら、もう一度避難グッズの見直しをしっかりしなくては!

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