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様々な人がいる中、内輪で盛り上がるリスクとは?

 
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のぶのぶ
世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

夫がとあることに興味を持ち、資格を取得した。資格を取ったはいいものの、これからどのように活動しようと思っていたところ、家の近くでその業界のイベントが開かれることを知った。実はこの業界、高齢化が進んでいるため、活動内容を一般の人に知ってもらうことで業界人口を増やそうとしているのだ。イベントでは、実際に携わっている人に、直接質問もできるブースもあるとのことで、夫はやる気満々で出かけて行った。

しかし、いざ質問ブースを覗いてみると、ブースの周りには業界のおじいさまたちが群がっていた。仲間内で盛り上がって、まるで同窓会だ。ブースを占拠して、おしゃべりに花を咲かせていて、部外者には入る余地がない。質問はしたいが、あの場に入っていっても、明らかに招かれざる客。仕方なく、夫は内輪の集まりが解散するまで待ち、ようやく質問することができた。

今回のように内輪で盛り上がっていて、部外者が疎外感を味わうことはよくある。フリーマーケットで商品を見ようと思って声をかけるも、お店の人が友人と盛り上がっていて気付いてもらえない。食事の間ずっと、自分の知らない話で盛り上がっていてついていけない。もちろん、気付いてもらえるまで声をかけ続ければいいし、わからないなら説明を求めればいい。それでも相手が変わらないなら、諦めて、今後は関わらないようにするしかない。

幸い、夫はこの業界から消えることはなかったけれど、きっと質問できずに離れた人もいただろう。フリーマーケットでは売り上げを逃したかもしれない。内輪で盛り上がるということは、そういうことだ。業界の高齢化を食い止め、新たな人を呼び込みたいなら、広く開かれたイベントにするべきだった。

よく知った人たちと過ごすのは、気楽で、心地いいものだ。でも、常にそれを続けていると、発展することはない。内輪で盛り上がるとは、そういうことだ。

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世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

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