70歳過ぎてのマイナーチェンジ!父のヒゲデビュー!
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父が70を過ぎて初めてヒゲを伸ばし始めた。今まで堅い仕事をしていたのでヒゲはNG、ずっとこまめに剃っていた。今更ながらヒゲを伸ばしてみようかなと父が言い出したことも意外だったし、ヒゲを伸ばした父を想像しようとすら思わなかった自分にも驚いた。物心がついたときから父にはヒゲがなく、それが当たり前だと思っていたのだ。
父のヒゲ宣言から2週間、どんな風になったのかドキドキだった。ゴマ塩ヒゲで汚らしく見えていないか、カッコ悪かったらどうしよう。そんな不安を抱えながら見た父の姿は新鮮そのもの。いつもと違う見慣れない顔なのだけれど、思ったほどの違和感はない。全体的に白いヒゲは可愛らしく、同時に渋くて、なんだか少しお洒落さんに見えたのだ。
人は成長するにつれ、自分の定番ができてくる。定番の髪型、定番のスカート丈、定番の服のテイスト、色…。その中にいると落ち着いて、だんだん冒険をしなくなってくる。それはそれで自分らしいことだけど、でもそればかりだと少しつまらない。全部を一気に変える必要はないけれど、マイナーチェンジは人生のちょっとしたスパイスになる。
70過ぎてのヒゲスパイス、悪くない。
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