嫌なことこそ さっさと終わらせよう!
この前プランターの中に見たこともない小さな芽を見つけた。私が植えたレタスの芽とは全く違う何か。きっとどこかから種が飛んできて芽を出したのだろう。さっさと抜いておかないと。そう思ったけれど、そのときは「まあいっか」と放っておいた。また今度抜けばいいや。
しばらくしてプランターを覗いてみると、びっくり。名前も知れぬ訪問者はもとからの住人よりも大きくたくましく育っていた。あわてて抜こうとして、またびっくり。しっかり根を張っていてなかなか抜けないのだ。根を途中で切らないように注意しながらゆっくり雑草を引き抜くと、なんともとからの住人レタスまで一緒に抜けてしまった。どうやら侵入者の根がレタスの根にまで絡みついていたらしい。幸いレタスの全滅は免れたが、残念ながら雑草周りのレタスは弱ってしまった。
こんなことなら小さいうちに雑草を抜いておくのだった。そうすればここまでの被害はなかったことだろう。
普段の生活でも同じようなことはたくさんある。大したことではない。でも今やるには少し面倒なこと。メールの返信、部屋の角にちらりと見えたほこり、後輩への注意…。後でやろう、また今度でいいか、そう思っているうちに気付いたら大ごとになっている。返信しなければいけないメールの数は増え、壁にはカビが生えているし、後輩は大きなミスをしている…。さっさとやっておけばよかったと思うがもう遅い。
だから後でやろうと思ったことこそ、今やろう。その方が結果的には早く終わるのだから。