ハンコって本当に必要？ハンコも拇印もいい加減なくなればいいのに！
書類を受け取る必要があり市役所に行ってきた。免許証で本人確認を行い、申請書類に名前を書いて押印すれば終了のはずだったのだが…私の持ってきたシャチハタでは手続きができないというのだ。
そもそも、そんなにハンコって必要なんだろうか？もちろん役所にシャチハタを持って行ってしまったのは私のミス。でも免許証で本人確認を行い、自筆の署名をして、それでもハンコがないため書類が不備になってしまうなんて、なんだかとってもモヤモヤする。そもそもハンコなんてお店に行けば誰の名前のものでも好きに買うことができるもの。それがそんなに必要なものなんだろうか？
そしてわからないのが、どうしてシャチハタがダメなのかということ。消しゴムハンコや百円ショップのハンコは大丈夫ならシャチハタも問題ない気がするけれど。
さて、今回の市役所の手続きでは、サインは認められないとのことだったので、ハンコの代わりに拇印を求められた。個人的に拇印にはかなり抵抗があったため断ったけれど、ここでもモヤモヤ。国が拇印を求めることになんだかとっても違和感を覚えるのだ。
こんなことを書いていると過剰反応だ、大げさだ、権利を主張しすぎだ、拇印なんて昔からの慣習だと言われるのかもしれない。でも自分が犯罪者でないとしても正当な理由もなく、自分自身を特定できる指紋を提供しなければいけないのは納得できないのだ。まして相手が国ならなおさらだ。
以前落とし物を受け取りに警察に行ったとき、身分証明書を提示し、氏名連絡先等を記入し、最後に押印を求められた。ハンコがないというと拇印が必要、拇印がなければ受け取れないと言われてしまった。拇印が嫌だということを伝えると警察官が4,5人出てきて、早く押しなさいと迫ってきた。もちろん私には後ろめたいことなんて何もない。それでも自分が何者かという資料を提示しているのに、これ以上なぜ必要なのだろうか。
複数の警察官に取り囲まれて正直かなり気持ち悪かったので、今からハンコを買ってきて押印すれば問題ないかと確認すると一転、普通に落とし物を受け取ることができた。いったい何のためのハンコなんだろう？
話はそれてしまったが、今回の市役所の手続きは、申請書類に押印して後日市役所に郵送することを条件に書類を受け取ることができた。もしハンコも拇印もなければ手続きできないなら出直そうと考えていたので、助かった。
最近テレワークを推進する一方でハンコを押すためだけに出勤が求められるという本末転倒なニュースが話題になった。ハンコは伝統ですと言われてしまえばそれまでだが、本当に必要なものかどうか一度見直してほしいと切に思う。
