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「タバコを吸ってもいいかな」と聞かれて断るとどうなるか?

 
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のぶのぶ
世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

仕事を辞めて解放されたと思うことがたくさんあるけれど、その中の1つにタバコがある。

昔から、私はタバコが大の苦手だ。そばで吸われると、嫌だというレベルを通り越して苦痛に感じてしまう。そんな私にとって職場はかなり辛いものがあった。

仕事中にデスクで吸う人はさすがにいなかったけれど、上司や同僚と食事に行くと当たり前のように喫煙席で食べる羽目になったし(残念なことに非喫煙者には発言権がなかったのだ)、飲み会でもタバコの煙で淀んだ中で過ごさなければならなかった。そんな風にオフィスの外で会社の人と過ごすときには、大抵タバコがセットになっていた。

中には極稀に「タバコを吸ってもいいかな?」と聞いてくる人もいたけれど、大抵、タバコをくわえて手にはライター、吸う気満々のスタンバイ完了状態なのだ。断るわけないよな、という暗黙の圧力を前に、不本意ながら頷くしかなかった。

あるとき、断ったらどうなるのだろう?と考えてみた。嫌だと言ったら本当に吸うのをやめるのだろうか?

結論から言うと、ほとんどの人がやめなかった。露骨に不快な顔をする人、別にいいだろとゴリ押しする人、数分?数秒?おきに吸ってもいいか聞く人、なんで駄目なんだと逆ギレする人…。反応はいろいろだったけれど、結局みんなタバコを我慢することができなかったのだ。

タバコをやめる気なんて全くないのに、どうして吸ってもいいか聞くのだろう?吸わない人に配慮している自分をアピールしたいだけなのだろうか?結局吸う人がそばにいる限り、タバコからは逃れることができないのだ。

仕事を辞めて、ようやぬタバコを吸う人と関わらずに済むようになった。禁煙席で過ごすことができるし、もし近くに吸う人がやって来ても黙って離れることができる。自分で選ぶことができるのだ。

最近は愛煙家は肩身が狭いんだ、それくらいで文句を言うなと喫煙者から抗議の声が聞こえてきそうだけれど、その前に少し考えてみてほしい。逃げ場もなく、目の前で吸われることでストレスを受ける人がいることを。NOという選択を奪われた人がいるということを。

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