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当たり前だと思っていることを疑ってみよう!常識をアップデートすることの大切さ!

 
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のぶのぶ
世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

先日、夫が膝を血で真っ赤に染めて帰って来た。自転車のチェーンがいきなり外れて投げ出されてしまい、膝を擦りむいてしまったのだという。大人になってから、こんなに激しく膝を擦りむいたことはなかったので、びっくりしてしまった。大きな、じゅるじゅるした傷口は、かなり痛々しい。「かさぶたができて、早く治るといいね」そう言った私に夫が一言。「うちらが子どもの頃は、かさぶたを作って治していたけど、今はかさぶたを作ったらだめらしいよ」

え、そうなの?

昔は傷口に絆創膏を貼って、傷口を乾燥させて、かさぶたを作るのが当たり前。でもどうやら最近では、傷口を乾かさない「湿潤療法」が主流だというのだ。傷口に潤いを保たせたまま密封する方法で、かさぶたを作らないのだそう。大人になって、大きなケガをしていなかったため、かさぶたの常識が変わっていたことに気付いていなかったのだ。こんな身近な常識がアップデートされていなかったことにショックを受けた。

その後も、夫のしっとりとした傷口を見るたびに、ついつい、乾燥させたいと思ってしまう。こうやって治したことがないので、自分の経験の中に答えがない。本当にこれで治るのだろうか、あとどれくらいの時間がかかるのだろうかと少し心配になってしまうのだ。

幸い膝のケガは大したことなかったので、ドーンと構えていることができたけれど、これがもっと重大なことだったら新しいやり方にシフトするのは勇気がいることだったのかもしれない。そう考えたとき、世の中の様々な価値観や考え方、出来事をアップデートしないまま年月が経ってしまうことが、いかに恐ろしいことかと思わずにはいられなかった。

私たちは誰もがたくさんの「こういうものだ」「こうあるべき」といった価値観に基づいている。もちろん最新のものが、必ずしも絶対にいいとは言い切れないけれど、それでも柔軟にアップデートしていかないと、きっと生きていくのが大変になってしまうと思うのだ。昔の価値観を押し付けたり、今の考えを頭から否定してばかりでは悲しすぎる。

でも、このアップデートが意外に難しい。自分では積極的にアップデートしているつもりでも、どうしても昔の記憶に引っ張られがち。今回のかさぶたではないけれど、思わぬところに落とし穴があるものなのだ。

だから「そんなこと、あるわけがない」「何をおかしなことを言っているんだろう」そう思ったら、一度立ち止まってみよう。そして自分自身がアップデートされているのかどうか、問いかけてみよう。そうすればきっと、新たな気付きがあるはずだから。かさぶたがなくたって、傷は治るのだ。


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