私たちの生活には、ごみが溢れすぎている！

デパートでお馴染みの超高級化粧品を買ってみたら包装が過剰で驚いたでも書いたけれど、私たちの生活の至る所にごみが溢れていると思う。魚の骨や野菜の芯などの生ごみは、自分で出している自覚がある（料理していれば特に）。でもビニールなどのプラスチックごみは気が付くとごみ箱にいっぱい溜まっていて驚いてしまう。大掃除をしたわけでもないのにどうしてこんなにごみが出るんだろう？そこでプラスチックごみに限らず、私は毎日何を捨てているのか調べてみることにした。

まずは、チラシ、箱などの紙類。これは資源ごみになるけれど、かなりの量があった。 問答無用でポストに投函されているチラシ、通販で購入した商品やギフトで送られてきた商品についている納品書、手紙、商品紹介チラシの類（こういった紙をさらにビニールの袋に封入しているケースが非常に多いことに驚いた。もちろん、このビニール袋もごみになる）。商品が入った箱、熨斗紙、包装紙、上げ底の紙もごみだ。

私の場合、化粧品サンプルの入ったビニール袋やミニボトルのごみも多かった。いつも購入するショップがサンプルをちょこちょこくれるのだが、これもまとめるとかなりの量になった。

そして一番多かったのが、食品に関連するビニールごみだった。ニンジン●本、ピーマン●個など、野菜をまとめて販売するときに使われるビニール袋。ひと房で販売しているにも関わらず袋に入れられたバナナ。キノコはプラスチックのトレーに入れられて、さらにビニール袋に入っている。オートミールやナッツ、小麦粉、きなこなどの小さな食品が入れられた袋。肉や魚が入れられたプラスチックトレーとラップ。袋入りのラーメンの中には調味料の袋が複数入っている。そして、お菓子や青汁などの個包装の袋。個包装になっているのにさらにプラスチックトレイに入れられていることも多かった。

今回自分が何を捨てているのか調べている中で気になったのが過剰包装だ。しかもその理由が全くわからないものも多かった。例えば通販やギフトで同封されている紙はなぜビニールの袋に入っているのだろう？たくさん枚数があるときには、発送をスムーズにするためにあらかじめセットする必要があるのかなとも思うけれど、1，2枚で入れられているものは意味があるのだろうか？紙だけでなく、保冷剤や調味料のボトルなどもそうだ。商品もご丁寧に包装されているのだし、むき出しで入っていても問題ない気もする。

それから送られてきたギフトで多かったのが、外箱をさらにビニール袋で包んでいるケース。配送途中に箱が汚損、破損するのを防ぐためなのだろうか？中には宛名までビニール袋に包まれた上で貼られているケースもあって驚いた。

そして、バカにならなのが個包装。外出時や食べすぎ防止、品質を維持するためにはありがたいけれど、正直ここまで個包装にする必要はあるのかと思う。個包装でない商品を買おうと思って探しても、見つからないことも多かった。

考えてみると、スーパーやドラッグストアなどで売られている、ありとあらゆる商品がビニールに入って売られている。逆にビニールに包まれていない商品を見つける方が難しいくらいだ。きれいに梱包するということは、流通や販売を円滑にするためには必要なことなのだろう。しかし、それでもごみを削減するためにできることはあるはずだ。今回のことで、私たち消費者も考えて買い物をしなければいけないと改めて考えさせられた。