なぜ私のあさりにだけ大量の砂?念じながら今日も砂抜き
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私はあさりが苦手だ。味が死ぬほど嫌いというわけではない。よく見るとエグイ見た目だなと思うけれど、出されればきちんと食べる。でも食べながら内心とってもビクビクしてしまう。そう、私があさりを食べるとものすごい量の砂が入っているのだ。
砂抜きはきちんとしている。家族の中で他の人のあさりには砂なんてほとんど入っていない。それなのに私のあさりには大量の砂。ボリッという周りの人に聞こえるくらいの大きな音がするくらいの、大きな粒が私のあさりにだけ入っているのだ。
なぜ?よく小さいころ母が「あさりのこと嫌いって言っているから、あなたの分にだけたくさん砂が入っているのよ」と言っていたけれど、そんなはずはない。
そんなわけで大人になった今でもあさりに対する苦手意識は残ったままだ。あさりの料理をするときは、かなり重い腰をあげなければならない。砂抜きをしながら、いつもあさりに念じ続ける。どうか砂を全部吐いておくれと。
今回も気合を入れて砂抜きをした。エグイ見た目だなと思いつつ、殻からむにゅっとした体を覗かせていると、よしよしいい子だと少し安心する。
今日はこれから鯛のアクアパッツァ。あさりさん、大好きだから、どうか砂を全部吐きだしてくださいな。
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