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夫はビビり

 
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のぶのぶ
世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

夫はビビりだ。

初めてパラグライダーに挑戦したときに、彼も私も楽しかったという点では同じだったが、パラグライダー中の写真を見ると二人の表情は大きく違っていた。彼は緊張した顔つきで体の横のロープを必死で握りしめていた。一方私は笑顔でロープから手を放し、手を翼のように横に広げていた。

「ロープから手を離すなんて、そんな怖いことできない」と言う彼。「体が固定されているんだから、ロープを握っている必要なんてないでしょ」と言う私。インストラクターさんが「ロープから手を離せないのは、大体男性なんですよ」と笑っていた。

沈下橋からのジャンプでも夫はビビりを発揮した。カヤックをしたときに、「希望する人は沈下橋から川へ飛び込んでくださいね」とインストラクターさん。夫と私はノリノリで橋の上にダッシュ。彼が先に飛び込むことになったのだが…いつまでたっても飛び込まない。水面をのぞき込んで深呼吸。少しあとずさりしては、橋の縁に戻ってきて下を見る。この繰り返しだ。はじめは可愛いなあと思っていたけれど、あまりにも続くので、一生悩んでいるんじゃないかと心配になってしまったほどだ。

結局彼はギブアップしたので、私の番がやってきた。橋の上から下を見ると、水面がゆらゆら揺れて吸い込まれそうになってしまう。このままずっと水面を見ていると、どんどん怖くなってきてジャンプできなくなるという気がした。考えたらダメ、何も考えずに今すぐ飛び込もう!橋の上に立ってすぐ、私は川へ飛び込んだ。

私の飛び込みが成功したので、私を追いかけて飛び込むかと思いきや、彼は潔く諦めていた。できないものは、できない!

後日インストラクターさんが撮ってくれた写真を見ると、本当に面白い。彼は橋の上で長時間悩んでいたため、橋の上をウロウロ歩いている姿が大量に撮られていた。まるでパラパラ漫画のようでコミカルだ。一方私はすぐに飛び込んでしまったため、ほとんど写真がない。この写真の枚数の差が彼のビビり度を示していて面白い。

ジェットコースターでも彼は期待を裏切らないビビりを見せてくれた。初めてのジェットコースターは私も怖い。待ち時間、発車前「大丈夫かな、大丈夫かな」とピーピー言っているのは大体私だ。そんな私の隣で「大丈夫だよ」と彼は優しい。けれどひとたびジェットコースターが動き始めると二人の立場は逆転する。大声をあげてノリノリの私と、恐ろしさのあまり言葉を失う彼。ジェットコースターを降りてから「すっごい面白かった、また乗りたい」と言う私と、「ちょっと座ろう」と言う彼。その後も彼は「あんな恐ろしいもの、なんで乗ったんだろう」「逆さまになるんだよ、おかしいよ」とプルプルしていて、それが非常に可愛らしい。

こんな彼だが、日常生活になるとビビりが逆転する。私の方がビビりなのだ。歯医者に行きたくないと駄々をこね、夫に強制的に連れていかれる。予防接種が恐ろしくて隣で彼の手を握ってしまう。「子どもみたい」と笑われながらも、怖いものは怖いのだ。

二人ともビビりで、二人とも強い。こうやって夫婦のバランスは保たれているのだろう。

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