いつでもスマイル シンプルライフ

泳げなかった私がクロールで息継ぎができるためにやったトレーニング方法とは?

 
この記事を書いている人 - WRITER -
のぶのぶ
世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

やっぱりクロールが泳げるようになりたい!

意を決してスイミングスクール入会

泳げない歴うん十年、顔を水につけるのが怖い運動音痴の私。ダイビングのライセンス取得という荒療治のおかげでちょっぴり水への怖さがうすまったものの、相変わらず大人になっても泳げないまま。犬かきという名のバタバタが少々できる程度で、25メートルは夢のまた夢といった状態でした。

そんな運動音痴の私ですがやっぱり泳げるようになりたくて、意を決して近所のスイミングスクールに入会しました。隣のコースでマスターズのちびっ子たちが華麗な泳ぎを繰り広げている中、おばあちゃんと一緒にビート版を使ってバタ足の練習をするところからスタート。

まずは顔に水がかからない背泳ぎから

最初に取り組んだのは背泳ぎ。他の泳ぎ方と比べてあまり顔に水がかからないので取っ付き易く、超ゆっくりなら(頑張ってかくと水しぶきが顔に飛んでくるので)なんとか25メートルを泳ぐことができるようになりました。

クロールにチャレンジするものの…

25メートル泳げたということが自信になり、念願のクロールにチャレンジすることに。 まずは息継ぎなしで進み、苦しくなったら立つというところからスタート。顔を水につけるのは怖いものの、一度顔をつけてしまえば水しぶきがかかることもないのでなんとかクリアできました。

息継ぎなしのクロールに慣れてきたら次は息継ぎをスタート。でもクロールの息継ぎは想像を絶するほどの恐怖でした。息継ぎをしようと顔を上げると、上にあげている腕から落ちてきた水をがぶ飲みしてしまうのです。周りの人に聞いてみても「上から水は落ちてこないけどなぁ」と不思議がられる始末。でも顔を上げると大量の水が流れ落ちてきて、息が全くできず、おまけに水を吸い込んで遭難。もう瀕死状態です。あまりの恐怖でスイミングスクールに通うことがストレスになり、ついに退会してしまいました。

それから10年以上が経過。何を血迷ったかトライアスロンに出ようと決意した私ですが、相変わらず息継ぎはできないままです。何とかしなければと一人で試行錯誤を繰り返した結果、ついにクロールが泳げるようになりました!今でも25メートルに1分、平泳ぎに余裕で抜かされる切ないレベル。あれを泳げると言っていいのかは疑問ですが、ここに至るまでの試行錯誤を紹介します。

私がやってみたこと

左手でビート版をもち、右手でかく

まず最初に取り組んだのが、ビート版の片手持ち。私は右で息継ぎをするので、左手でビート版を持ち、顔を水につけ、右手でかく練習を始めました。息継ぎに対する恐怖心が強かったため、怖いと思ったときは息継ぎなし、できそうなときには息継ぎをして、息継ぎをする回数を少しずつ増やしていくようにしました。息継ぎの際に水をがぶ飲みするのは同じですが、ビート版があると体が浮き安定するので何もないときよりも安心して取り組むことができます。

ただ、これだけをずっとやっていると恐怖で嫌になってしまうだけでなく、息が苦しくて体力的に厳しいので、1~2往復したらビート版でバタ足をするなど、できるものと組み合わせて気を紛らわせるのがポイント。続けているとある日突然、なんか今までと違うかも?という瞬間がやってきます。こうなればしめたもの。

足にビート版をはさんで進む

次は足にビート版を挟んで、手だけで進む練習です。最初は左右にフラフラ揺れてしまい息継ぎどころではありませんでしたが、辛抱強く続けます。これだけ続けると嫌になってしまうので、1~2往復ごとにビート版でバタ足、ビート版の片手持ちなどと組み合わせると恐怖を紛らわせることができます。これも続けていると、あるとき普通に進める瞬間がやってくるので、諦めないで!

ビート版を外して普通に泳ぐ

次はビート版なしで普通に泳ぐ練習を組み込みます。ビート版がなくなっただけで (あってもフラフラしてたけど) 遭難者度が一気にアップ。息継ぎをすると体のバランスが崩れてしまい、溺れないように手をばたばた振り回すようになってしまいました。息継ぎどころではなくて遭難の危機です。

右手でかいたら右手を正面に、右手が正面にきたら左手でかく、左手でかいたら左手を正面に、左手が正面にきたら右手でかく、というのがひとまずの目標。でもはじめのうちは、そんなことをしていたら溺れてしまうので本当に怖くてパニック状態でした。

ビート版なしは怖くて本当にテンションが下がったので、今までに紹介してきた方法を組み合わせて何とか乗り切りました。あるとき突然、前よりも遭難感が減ったかもと思うときが必ずやってきます!

バタ足をやめてみる

ビート版なしでなんとか25メートル泳げるようになっても、25メートル泳いだだけで苦しくて苦しくてたまりません。瀕死の状態です。全速力で泳いでいるわけでもないのに、どうしてこんなに疲れるのか疑問でした。

そこでいいかどうかはわかりませんが、体力の消耗を防ぐために思い切ってバタ足をやめてみました。すると体力の消耗が減って、ゆっくりだけど前より楽に泳げるようになりました(今までどれだけ気合いをいれてバタ足をしていたんだろう?)。前のような息切れも収まりました。呼吸が楽になると前よりも怖さが減った気がするのが不思議です。

水を吸い込んでしまうなら鼻栓はおすすめ!

もっと早く出会っていればよかったと思うのが鼻栓。泳いだ後プールの水を飲みまくりむせ返っている私を見かねて彼がプレゼントしてくれました。鼻栓なんてシンクロの選手がするもの、こんな泳ぎのド素人がつけていていいのかなと少し恥ずかしかったのですが、付けたところ驚くほどラクチンになり、むせることはなくなりました。どうやら無意識で鼻から息を吸っていたようです。よく考えてみたら、プール前のシャワーを浴びた時点で鼻が痛かったかも。口は閉じればいいけど鼻はどうやって閉じればいいのか、いまだ不明です。

紺色で目立つので最初は恥ずかしいと思っていましたが、泳いでしまえば全く気になりません。逆にロッカーで落としたときに探しやすい色で助かっています。泳いだらむせてしまう人は一度してみてもいいかもしれません。

トレーニングを参考にクロールにチャレンジ!

平泳ぎより遅いレベルのクロールですが、今では1.5キロ楽しく泳げるようになりました。顔を水につけるときもすぐにつけられるし、水を飲んでも昔のようにパニックにならずに泳げるようになったのは大きな進歩です。普通の人のレベルに達するにはまだまだ長いトレーニングが必要だと思いますが、諦めずに続けていこうと思います。

こちらの記事もどうぞ
何か始めるのに遅いことはない!超運動音痴がトライアスロンのためにやってみたトレーニング法とは?
顔を水につけられなかった私が大人になってから克服するためにやったトレーニング方法とは?

おすすめの本です。是非読んでみてくださいね。
この記事を書いている人 - WRITER -
のぶのぶ
世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© 旅するのぶのぶ , 2019 All Rights Reserved.