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私も素敵なおばあちゃんになれそう!と前向きな気持ちになれること間違いなし!くぼしまりお の「50代になった娘が選ぶ母のお洋服 魔法のクローゼット」を読んでみた!

 
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のぶのぶ
世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

夫の両親はいつも地味な洋服を着ている。生まれたときからずっと田舎暮らしということもあるのだろうが、暗い。今日はどんな服を着ていたか思い出そうとしても、印象がぼやけて全く思い出せない。

地味なのは夫の両親に限らない。田舎暮らしでは近所のおじいさん、おばあさんはみんな同じように見える。スーパーで、近所の道で、公園で、何度両親と見間違えて声をかけそうになったことか。町内放送で流れる、行方不明になったおじいさん、おばあさんの服装は誰もが同じ。ピンクのシャツなど、他の人と違う色を着ていないと見つけてもらえないのではないかと思ってしまう。

そんな地味な両親だが、母の方はおしゃれに興味がないわけではないようだ。一緒に買い物に行ったときに、私が赤いトップス(決してビビッドな赤ではない)を見立てたことがあった。最初は「こんな派手な服、着たことない、無理無理」と言っていたが、実際に試着してみると鏡の中の自分にびっくり。思ったほど派手ではなく、白髪に明るい色がよく馴染んでいることに驚いたそう。そのままお買い上げとなった。

しかし母の初めての(?)赤いトップスには、あまり出番がないようだ。父が「赤なんかは若い人が着るもんじゃ。お前みたいなおばあさんがこんな色を着とったら、近所の人からおかしくなったと思われるぞ」と言ったのもあるかもしれない。着なれない色を着るのに抵抗があるのかもしれないし、周りと違う格好をするのが嫌なのかもしれない。70年以上生きてきて服装を変えるのは、周りが思うよりもきっと、エネルギーがいることなのだ。

そんなときに出会ったのが、50代になった娘が選ぶ母のお洋服 魔法のクローゼット [ くぼしま りお ]。80歳を過ぎた筆者の母がおしゃれを楽しんでいる様子が紹介されている。どの写真も本当に素敵だ。明るい色使いなのに派手ではない。可愛らしいのに品がある。シニア世代になっても、みんなと同じ格好をしなくてもいい。明るい色を着たっていい。母世代になって、おしゃれを楽しめなかったらどうしようとブルーになっていたけれど、本を読んでいるとどんどん前向きな気持ちになれた。

そしてこの本が凄いのは、シニア世代のファッションを紹介しているにも関わらず、40代の私にも参考になるというところ。明るい色と可愛らしい雰囲気が好きな私にとっても真似したいポイントがたくさんあった。今もこれからも、明るい服を着て、自分らしく生きていこう、そんな気持ちになれた50代になった娘が選ぶ母のお洋服 魔法のクローゼット [ くぼしま りお ]。おすすめだ。


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