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ナプキンで夫の愛を再認識できるなんて、なんて幸せ!

 
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のぶのぶ
世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

先日ネットで、生理用品購入時のトラブルについての記事を読んだ。ある女性がナプキンを買おうとしたところ、自分の買いたかった商品が棚の上にしかなかった。手が届かなかったため男性の店員さんに取ってほしいと頼んだところ、棚の下に同じ商品があるので、それを買ってくださいと言われてしまった。棚の上にある商品と下にある商品は別のものだと言うことを説明したがわかってもらえず、最終的にはほしいものを取ってもらえたものの、自分がわがままを言っているように思われて嫌だったという内容だった。

確かにナプキンはわかりづらい。同じようなパッケージなのに微妙にサイズや仕様が違う。使ったことがなかったり、興味がなければ全て同じに見えてもおかしくない。私だって夫の工具箱の中に入っている工具は、みんな同じ棒にしか見えない。正直一本あればいいのではと思うけれど、きっと何かが違うのだ。

この記事を読んでから、ふと気になって夫に聞いてみた。もし私に何かがあってナプキンを買ってきてとお願いしたら、ちゃんと買って来てくれる?

夫は少し考えてから、今使っているナプキンの袋は取ってある?と聞いた。袋はないから、メーカー名と商品名と私の記憶を頼りに探すことになると答えると、薬局で女性の店員さんに聞きながら探すと思うとのことだった。

その後一緒に薬局に行ったとき、夫は地球を救うんだ!くらいのテンションでナプキンコーナーへ向かっていった。私に何かあったときにナプキンを買えないと困ってしまう!一人で探すから見ていて!

まずはメーカー名で大体の場所に検討をつける。次は商品名で探していく。自分で買い物しているときには気付かなかったが、同じ商品名のものがここまで多いとは驚きだ。おまけに一列に並んでいるのではなく上下に分かれているので、初めてだと見逃してしまうかもしれない。そして私が欲しいのは羽があるもの。その中で一番長さが短いもの。ここで夫が発狂したので正解を教えてあげる。

そこで気付くが、私が愛用しているものにも香りがあるものや、オーガニックコットンのもの、微妙に違うものがいろいろあるではないか!なんとナプキンの奥が深いことか。これは私もおつかいを頼まれたら間違えてしまうかもしれない。

今回の出来事でナプキンの種類の多さを知ることができたけれど、一番の収穫は夫の愛情を感じられたことだ。彼にとってどのナプキンを買うかは、私が工具のよくわからない棒を買うのと同じことだ。どれを買っても違いはないのだから、一番安いものでいいじゃないか、それくらいのものだ。おまけに慣れない売り場は居心地が悪いし、周りの目だって気になってしまう。そんな中、私のお気に入りのナプキンを選ぼうとしてくれたということは、違うものを買ってきて怒られたくないというのではなく、必要なものを買って喜んでもらいたいという純粋な気持ちからなのだと思う。

夫に、私ってめちゃくちゃ愛されてると思わない?と聞くと、こんな当たり前のことで何と大げさな、と失笑していた。大げさなのかもしれない。でも私は彼のこういうところが好きなのだ。

男性には話しづらいナプキンについて話せるところ、生理中の体調について気を遣ってくれるところ、一生懸命アウェーの場所でナプキンを探してくれるところ。全部、全部、ありがとう。

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世界30数か国を旅してきた旅行好き。華奢でおとなしそうな見た目とは裏腹にリュックサック一つでぷらりと出かける行動派。東京のど真ん中から愛媛に移住。トライアスロンに挑戦したり自然を満喫しています。

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