素人でも自分史上最高の絵が描ける!三上詩絵の「3色から始める 描こう!リアル色鉛筆」で絵を描いてみた!
色鉛筆で写真のような絵が描けたらいいな、と思ったことはないだろうか?でも絵がうまくない自分にとっては、頑張ってもせいぜい幼稚園児のようなベタ塗りが関の山。写真のようなリアルな絵どころか、イラストのような可愛い絵すらおぼつかない。おまけにテレビなどで紹介されるリアルな絵は、何十色、何百色?もの色鉛筆を使って描かれている。素人の道楽にそんな投資はできないし、素晴らしい色鉛筆があったとしても使いこなせる自信が全くない。
そんなときに出会ったのが、描こう! リアル色鉛筆 3色から始める [ 三上 詩絵 ]。なんと3色程度で驚くほどリアルな作品を描けるというのだ。3色で本当にリアルな絵が描けるか半信半疑だったけれど、本の説明のとおり描いてみてびっくり。本当に3色で描けた。もちろん見本のような素晴らしい作品とは程遠いけれど、それでも自分史上最高の絵がかけた気がして大満足だ。
三上詩絵の「描こう!リアル色鉛筆」が良かった点:実寸大の下書きがある
三上詩絵の「描こう!リアル色鉛筆」が良かった点:絵を描く工程が細かく紹介されている
素人が絵を描く際の最初の壁。それはおそらく下書きだろう。下書きがうまくいかなければ、何を描いているのか全くわからなくなってしまう。そんな初心者のモヤモヤを解決してくれるのが、実寸大の下書きだ。モチーフの写真だけでなく実寸大の下書きも用意してくれているので、うつすだけで最初の難関は突破できるようになっている。
初心者の絵がベタ塗りになってしまうのは陰影がなく、1色で塗りつぶしてしまうからだ。陰影をつけてみようと思うものの、正直モチーフを見てもよくわからないことが多い。その点描こう! リアル色鉛筆 3色から始める [ 三上 詩絵 ]では工程を細かくわけて説明しているので、技法だけでなく、陰影についてもわかりやすく真似しやすい。自分が同じ色だとざっくり捉えているものを、絵を描く人はこんなに細かい色の集合だと捉えているというのがわかったのも大きな収穫だった。
三上詩絵の「描こう!リアル色鉛筆」が良かった点:使う色数が少ない
先ほども書いたが、初心者にとって色数は重要だ。色数が少ないに越したことはない。かと言って出来上がりが小学生だと悲しい。描こう! リアル色鉛筆 3色から始める [ 三上 詩絵 ]では色数が少ない上に出来上がりも美しいので、断然やる気が出る。初期投資が少なくて済むのはありがたいし、もっと続けたいと思えば今後色を買い足すこともできる。
三上詩絵の「描こう!リアル色鉛筆」が良かった点:動画で説明が見られる
描こう! リアル色鉛筆 3色から始める [ 三上 詩絵 ]では本の中で丁寧に工程が解説されている。さらに親切なのが動画の説明もあるということ。本の中にQRコードが掲載されているので、本でわかりにくかったところも動画で確認できて安心だ。
三上詩絵の「描こう!リアル色鉛筆」で色鉛筆画に挑戦してみよう!
今回このページにのせた絵はすべて私が描いたものだ。お手本とは程遠い下手くそな絵だが、それでも自分にとっては最高の出来で、楽しい時間を過ごすことができた。絵を描く人が光と影をどうとらえているのか、どのように色をとらえているのかということが少し垣間見えて、非常に興味深かった。絵を描くことに少しでも興味がある人に、是非手に取ってほしい一冊だ。