自分でやるのは面倒？市販のおろしニンニク・ショウガをやめたらどうなる？
私は、ニンニクやショウガを使った料理が大好きだ。特にニンニクは大好物。スライスしたり、すりおろしたりして、夕飯のおかず全てにニンニクが入っているなんていう日もあるくらいだ。
そんな私にとって、スーパーで売っているすりおろしニンニクやショウガは欠かせないものだった。あまりにも多用するので、チューブではなく業務用のボトルを買っていたくらい。すりおろす手間もなく便利なので、すりおろしたものを買うことについて、特に考えることもなかった。
そんな考えが変わったのは最近のこと。自分が口にしているものについて真剣に（でも、ゆる～く）考えてみようと思ったのだ。自分でニンニクやショウガをすりおろせば、当たり前だけど原材料はニンニクとショウガだけ。でも市販のすりおろしニンニク・ショウガには、なんじゃこりゃ？というものがたくさん入っている。もちろん自分ですりおろしたものは、こんなに長期間日持ちがしないにもかかわらず、市販品は長期間使えるということは、それなりの理由があるのは当たり前のこと。
もし、すりおろしたものを買わなかったらどうなるのだろう？
自分ですりおろすのは非常に骨の折れる作業な気がする。時間もかかりそうだし、手に臭いがつきそうだ。不器用でめんどくさがり屋の自分に果たしてできるだろうか。
いろいろ考えた結果、どうせなら自分ですりおろしてみようと、おろし金を買ってみることにした。最近台所用品を買い換えて、料理に対するテンションが上がっていたということもある。
実際に使ってみると、思ったよりも大変な作業ではないことに驚いた。巨大な大根をすりおろすときのレベルの疲労と面倒さをイメージしていたけれど、小さなニンニクやショウガは瞬殺。すぐに終わるし、疲れない。おまけにおろし金を洗うのも思ったより簡単。おろすというハードルは思ったよりも低かったのだ。
そして何よりもおいしい。別に市販品がまずいというわけではなく、自分ですりおろしたものが純粋においしかったということ。もしかしたら丁寧な生活を送っているという自己満足がおいしさをプラスしたのかもしれないけれど。
そんなわけで、市販のおろしニンニクやショウガをやめるべきか悩んでいたのが馬鹿らしくなるくらい、あっさりと自分ですりおろす習慣が定着した。とはいえ料理の最中、レシピに「すりおろしニンニクをいれて混ぜる」という文言を見つけて焦ることもしばしば。「え、おろしてないよ」（そして、そんなことはよくある）。
市販のおろしニンニクやショウガが絶対に悪いと言うつもりはない。食品についていたら、ありがたく使うこともある。今後忙しくなったら、また買う可能性もある。それでも市販品を買うという、今まで当たり前だと思っていたことについて考えたということが、自分にとって大切なプロセスだったのだと思う。
